「2週間育休」では足りない。育児の本番はそのあと
男性の育休取得率って、日本ではまだまだ低いですよね。
データを見ても、その差はくっきり。
- 女性の育休:9割以上が半年以上
- 男性の育休:4割が2週間未満、半年以上取る人はわずか1.56%
「いや、でも2週間でも頑張って取ったんだよ」と思う人もいるでしょう。
ただ、率直に言うと 、2週間だけではまったく足りないんです。
出産直後の1週間は、ママはほぼ動けない。でも、本当に体調が戻るのは約3か月後。
育児が本格的に“戦い”になるのも、そこからなんですよね。
まず知ってほしい:2週間育休は“職場に一番迷惑”という逆転の真実
「長く休んだら職場に迷惑…」と考える人は多いですが、実はその逆。
1〜2週間の短期休暇のほうが迷惑
- 夏休み感覚の休みだと“既存メンバーでカバー”が前提
- だから、人が1人抜けた分だけ
→ 周りが残業・負担増 - 当然、本人も遠慮してしまう
- 「長期なんてもっと迷惑でしょ?」という誤解が生まれる
3〜6ヶ月以上の長期育休は迷惑じゃない
- 長期になると会社は“放置できない”ので
✅ 外部ヘルプ
✅ 派遣・パート
✅ 業務の再分配
✅ プロジェクト調整 - つまり、組織として対応される
- 結果として、周囲の負担はむしろ安定する
言い換えると、
短期育休のほうが迷惑で、長期育休のほうが迷惑じゃない。
これはもっと広まるべき真実。
✅ 「2週間だけ」の育休は、何が問題なのか?
多くの男性が短期で終える理由は
- 善意で「最初だけでも手伝おう」
- 職場の空気が気になる
- 育児の山場を知らない
- 「取った感」で満足してしまう
など、悪気があるわけではない。
でも結果的に、“取るだけ育休”=自己満足で終わることが多い。
男性育休の本当の価値は、実はぜんぜん別のところにある
男性育休は「奥さんを助けるため」だけのものではありません。
もっと深い価値があります。
● 1. 子どもの成長を間近で見られる
赤ちゃんの1年はめちゃくちゃ早い。
寝返り、つかまり立ち、最初の一言…。
仕事漬けの生活だと見逃す瞬間ばかりです。
● 2. 家族との濃密なつながりを作る
子どもが親と全力で遊んでくれるのって、せいぜい10歳くらいまで。
その中でも3歳までの密度は圧倒的。
この時間をまとめて取れる人生って、そう多くはありません。
● 3. 子育てが“自分ごと”になる
短期育休だと「手伝った」で終わってしまいがち。
でも、3〜4か月ほど育児に関わると、
生活のリズムが変わり、価値観が変わり、
「これは妻の仕事ではなく、家族の仕事だ」
という意識に変わります。
この“自分ごと化”こそ、男性育休最大の効果といってもいい。
“産後パパ育休だけ取って満足”では全然足りない
産後パパ育休(最長4週間)は確かに便利。
ただ、ここだけで「育休取った!」となる男性が多いのも事実。
でも、この期間は
- ママがほぼ動けない
- 赤ちゃんはまだ“ほぼ寝てるだけ”
- 育児の本番はこの後
なので、この時期のケアだけでは
●子どもの成長
●夫婦の信頼関係
●育児スキル
どれも十分には得られません。
だからこそ、通常の育休制度と合わせて長期取得する意味があるのです。
お金の心配は、思っているより小さい
意外と知らない人が多いですが…
育休期間中は、雇用保険から「育児休業給付金」が支給されます。
- 0〜6か月:手取り約8割
- 6か月〜12か月:手取り約2/3
しかも、育休中は税金ゼロ。
普段から「家計の2/3で生活してる」家庭なら、普通に回ります。
まとめ:2週間の育休では、もったいなさすぎる
男性育休は“奥さんを助けるため”だけの制度ではありません。
- 子どもの成長を見届けるため
- 家族との濃い時間をつくるため
- 自分自身の価値観を変えるため
- 職場に迷惑をかけないため
たった2週間で終えるのは、人生レベルで損をしている。
男性育休は、「形だけ取った」で終わらせる時代ではありません。
長期で取得してこそ、その価値が最大限に活きます。
Wrote this article この記事を書いた人
ゆ様 男性
3歳の息子と1歳の娘を育てる2児の父。 2人目の誕生をきっかけに1年間の育休を取得し、家事・育児に全力で向き合う。 10年以上にわたり投資を続け、元本を倍以上に育ててきた。 「堅実な投資」と「合理的な節約」がモットー。 FP(ファイナンシャルプランナー)資格保有。妻は専業主婦。 家族との時間と、お金のゆとりの両立を目指している。