『Beast of reincarnation』を遊んで、「今を生きる」ということを考えた

『Beast of reincarnation』を遊んで、「今を生きる」ということを考えた
この記事はだいたい 8 分前後で読めます。

最近、「Beast of reincarnation(ビースト・オブ・リンカネーション)」というゲームを遊びました。

このゲームについては、ゲーム性やグラフィック、演出など、いろいろな意見がある作品だと思います。

でも、物語を最後まで遊んで、自分なりに考えていくうちに、
私はこのゲームを単なる「ゲームのストーリー」として受け取れなくなっていました。

テーマとして描かれているのは、もっと普遍的なものだったからです。

それは、

「人は何を想い、何を次の人へ残していくのか」

ということ。

そして、それを考えているうちに、なぜか自分が普段考えている「FIRE」や「子育て」の話にもつながっていきました。

「輪廻(Reincarnation)」という言葉

輪廻という言葉から、まず思い浮かぶのは「生まれ変わり」でしょう。

自分が死んでも、また別の命として生まれ変わる。

でも、もっと広い意味で考えると、輪廻とは「何かが次へ受け継がれていくこと」とも捉えられるのではないでしょうか。

生命は、ずっとそうやって続いてきました。

親から子へ命が受け継がれ、さらにその子から次の世代へ。

人間の場合は、命や遺伝子だけではありません。

知識、文化、技術、価値観、思い出。

そして、人から人へ向けられた「想い」もまた、次の誰かへ受け継がれていきます。

自分が生きた時間が、自分だけで完結するわけではない。

自分が誰かに与えたものが、その人の中に残り、その人がまた別の誰かに何かを与えていく。

そう考えると、「輪廻」という言葉は、ずいぶん身近なものにも見えてきます。

自分がいなくなった後に何を残せるのか

子どもが生まれてから、私も「自分がいなくなった後」のことを考える機会が増えました。

もちろん、資産を残すこともその一つです。

子どもが困らないようにお金を残す。

生活に困らないように準備する。

将来の選択肢を増やしてあげる。

それも親として大切なことだと思います。

でも、最近はそれだけではないような気がしています。

一緒に遊んだこと。

くだらないことで一緒に笑ったこと。

話を聞いてもらったこと。

困ったときに助けてもらったこと。

「自分は大切にされている」と感じたこと。

そういうものも、子どもの中には残っていくのではないでしょうか。

そして、それらは目に見える資産ではありません。

でも、もしかすると人生においては、ものすごく大きな「贈り物」なのかもしれません。

そして、自分自身へ問いかける

ここまで考えていると、ある問いが自分に返ってきます。

「自分は、大切な人にどれだけの想いを渡せているだろう?」

物語の登場人物を見て感動しているだけなら、そこで終わります。

でも、その物語を自分の人生に重ねた瞬間、

「自分はどうなんだ?」

と考えさせられる。

子どもにちゃんと向き合えているだろうか。

忙しさを理由に、今しかできないことを後回しにしていないだろうか。

将来のために頑張るあまり、「今」を犠牲にしていないだろうか。

そんな自問が出てきました。

そして、少し反省もしました。

FIREを目指す意味

私は以前からFIREを目指しています。

資産を増やして、働き方や生き方の選択肢を増やしたい。

家族との時間も増やしたい。

お金の不安を減らして、もっと自由に生きたい。

そのために投資をして、節約をして、将来に備えています。

でも、今回改めて思ったのは、

FIREは「いつか幸せになるため」のものではない

ということです。

FIREを達成するまでの10年、20年も、自分の人生そのものです。

子どもが小さい今も、一度しかありません。

だから、

「FIREを目指しながら、今日の家族との時間も大切にする。」

これが、私が目指している暮らしなのだと思います。

未来のために現在を犠牲にしすぎない。

かといって、現在だけを楽しんで未来への備えを放棄するわけでもない。

未来への準備をしながら、今日という一日もしっかり生きる。

そのバランスを取ることが、私にとってのFIREなのかもしれません。

「今」を大切にするということ

子どもとの時間を考えると、特にそう思います。

4歳の子どもと過ごせる「今日」は、今日しかありません。

2歳の子どもと過ごせる「今日」も、今日しかありません。

来年になれば、少し大きくなっています。

数年後には、今とは違う遊びをしているでしょう。

だから、「いつか時間に余裕ができたら、家族との時間を大切にしよう」では遅いのかもしれません。

もちろん、仕事もあります。

家事もあります。

お金のことも考えなければいけません。

毎日ずっと子どもと遊んでいるわけにもいきません。

それでも、ほんの少し立ち止まることはできる。

子どもが話しかけてきたら、スマホから顔を上げる。

一緒に笑う。

「楽しいね」と言う。

抱きしめる。

そういう小さな瞬間を、ちゃんと大切にする。

それだけでもいいのだと思います。

物語から現実へ

ゲームの中で描かれていた「想いが受け継がれていく」というテーマを考えていたはずなのに、気がつけば自分の人生について考えていました。

そして、これはゲームに限った話ではないのだと思います。

本や映画、誰かとの会話、子どもとの何気ない時間。

自分が受け取ったものは、また誰かに渡すことができます。

そうやって、人から人へ何かが受け継がれていく。

それも一つの「輪廻」なのかもしれません。

だから私も、子どもたちに何かを残せる親でありたいと思います。

大きなことじゃなくていい。

お金だけじゃなくていい。

「自分は大切にされていた」

「家族と過ごす時間は楽しかった」

「誰かを大切にするって、こういうことなんだ」

そんな感覚を少しでも残せたら、それはきっと、私が生きた証の一つになる。

そして、その想いを子どもたちがいつか誰かに渡してくれたら。

自分がいなくなった後も、何かが続いていく。

それこそが、人が生きるということなのかもしれません。

だからこそ、

未来のために生きるだけではなく、今日をちゃんと生きる。

FIREを目指すことも、資産を築くことも、家族を大切にすることも、
結局は同じところにつながっている。

私はそんなふうに、今は考えています。

Wrote this article この記事を書いた人

エフ

エフ 男性

4歳の息子と2歳の娘を育てる2児の父。 2人目の誕生をきっかけに1年間の育休を取得し、家事・育児に全力で向き合う。 10年以上にわたり投資を続け、元本を倍以上に育ててきた。 「堅実な投資」と「合理的な節約」がモットー。 FP(ファイナンシャルプランナー)資格保有。妻は専業主婦。 家族との時間と、お金のゆとりの両立を目指している。

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