「茶色」なのに、お茶は緑色? ふと気になって調べてみた

「茶色」なのに、お茶は緑色? ふと気になって調べてみた
この記事はだいたい 5 分前後で読めます。

先日、ふと疑問に思ったことがあります。

「茶色っていうけど、お茶って緑色じゃない?」

もちろん「茶色=ブラウン」というのは分かっています。

でも、普段「お茶」と聞いて思い浮かべるのって、やっぱり緑茶の青々とした緑色ですよね。

茶畑なんて、まさに一面の緑です。

じゃあ、どうして「茶色」なんでしょう?

お茶は中国から日本に伝わった文化

そもそも、お茶は中国から日本に伝わった文化です。

平安時代には中国との交流を通じて茶が伝わり、その後、日本独自の茶文化が発展していきました。

ただ、ここでちょっと面白いのが、当時のお茶は現代の日本人がイメージする「緑茶」と完全に同じものではなかったということです。

現在の日本では、煎茶などの緑茶が一般的ですよね。

摘んだ茶葉を加熱して酸化を抑えることで、緑色を残します。

一方、昔の茶は現在とは製法が異なり、加工や乾燥などを経て、茶葉や煎じた液体が褐色系になるものもありました。

つまり、現代のように「お茶=鮮やかな緑」というイメージではなかったわけです。

そこから「茶色」という名前が生まれた

そんな「茶」の色を基準にして、

「茶のような色」→「茶色」

という色名が生まれていきました。

なので、茶色は「紅茶の色だから茶色になった」という話ではありません。

現在の紅茶や烏龍茶のような分類・製法が成立するよりも前から、「茶」という飲み物や茶葉の色を基準にした「茶色」という言葉が存在していたと考えられます。

要するに、

茶色という言葉のほうが、現代の「お茶=緑」というイメージよりずっと古い

ということですね。

「お茶=緑」は、実は後からできたイメージ

今の日本人に「お茶といえば何色?」と聞いたら、多くの人は緑を思い浮かべるでしょう。

でも、「茶色」という言葉が生まれた頃のお茶は、必ずしも現在の緑茶のような鮮やかな緑ではありませんでした。

その後、日本では煎茶などの緑茶文化が発展して、

お茶=緑色

というイメージが強くなっていったわけです。

だから現代の感覚では、

「茶色っていうけど、お茶は緑じゃん!」

となるんですよね。

でも歴史を少し遡ると、

「いやいや、昔の人からしたら茶色といえば茶の色ですよ」

ということになります。

「茶色」と「茶畑」が全然違う色なのも面白い

考えてみると、同じ「茶」という言葉なのに面白いですよね。

茶色 → ブラウン

茶畑 → 青々とした緑

お茶 → 緑茶なら緑色

現代の感覚では、かなりバラバラです。

しかも「青々とした茶畑」という表現まであります。

日本語では昔、「青」という言葉が現在の青色だけではなく、緑色を含む広い色の範囲を表していたためです。

こう考えると、普段何気なく使っている色の名前にも、昔の人の暮らしや文化がそのまま残っているんだなと感じます。

何気ない疑問を調べてみると面白い

今回のきっかけは、

「お茶って緑なのに、なんで茶色っていうんだろう?」

という、本当にどうでもいいような疑問でした。

でも調べてみると、中国から日本に伝わった茶文化や、昔のお茶の製法、日本語の色の歴史までつながってきました。

こういう「普段は全く気にしていないけど、よく考えると不思議」という言葉って、意外と面白いですね。

Wrote this article この記事を書いた人

エフ

エフ 男性

4歳の息子と2歳の娘を育てる2児の父。 2人目の誕生をきっかけに1年間の育休を取得し、家事・育児に全力で向き合う。 10年以上にわたり投資を続け、元本を倍以上に育ててきた。 「堅実な投資」と「合理的な節約」がモットー。 FP(ファイナンシャルプランナー)資格保有。妻は専業主婦。 家族との時間と、お金のゆとりの両立を目指している。

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