たった3mなのに「抱っこ」と言う理由

たった3mなのに「抱っこ」と言う理由
この記事はだいたい 6 分前後で読めます。

「抱っこ!」

リビングから洗面所まで、たった3m。

「いや、自分で歩けるよね?」と思わずツッコミたくなる距離でも、息子はよく抱っこと言ってきます。

最初は「甘えたいのかな」と思っていました。

もちろん甘えもあるのでしょうが、ある日、何気なく理由を聞いてみたんです。

「なんで抱っこなの?」

すると返ってきた答えは、とてもシンプルでした。

「だって楽しいんだもん。」

その発想はありませんでした。

大人は「移動」、子どもは「イベント」

大人にとって抱っこは、歩けないときの移動手段です。

疲れたから。
眠いから。
お腹が空いたから。

そんなイメージがあります。

でも子どもにとっては違いました。

抱っこは、

  • 高い景色が見える
  • お父さんやお母さんにくっつける
  • 体がふわっと浮く感覚が楽しい
  • 抱っこされる時間そのものが嬉しい

つまり、移動ではなく「遊び」や「スキンシップ」なんですね。

だから3m先でも「抱っこ!」になるわけです。

「歩けない」と「歩きたくない」は違うようで同じ

一方で、下の子は少しタイプが違います。

出かけてすぐなのに、

「もう歩けない。」

と言い出すことがあります。

帰り道ならまだ分かります。

でも、まだ出発したばかりです。

親としては「いやいや、今からなんだけど!」と思ってしまいます。

こういうときは本当に疲れているというより、

  • 眠い
  • お腹が空いた
  • 気分が乗らない
  • 甘えたい
  • 不安
  • 上の子が抱っこされていて羨ましい

など、いろいろな気持ちが混ざっていることも多いのでしょう。

子どもにとっては「歩けない」と「歩きたくない」の境界は、大人ほどはっきりしていないのかもしれません。

兄弟がいると、抱っこは連鎖する

さらに兄弟がいる家庭あるあるですが、

上の子を抱っこすると、

「ぼくも!」「わたしも!」

となります。

でも、同時抱っこはさすがに無理です。

親の腕は2本しかありません。

だから、

「順番ね。」

「ここまで歩いたら抱っこしよう。」

「今日は手をつないで歩こう。」

そんなふうに折り合いをつけることも増えます。

子育ては理想どおりにはいきません。

親の体力にも限界があります。

抱っこは「甘え」だけじゃない

今回、息子の一言を聞いて感じたのは、

抱っこ=甘え

と決めつけていた自分がいたことです。

でも実際は、

「楽しい。」

それだけでした。

大人はつい理由を深く考えます。

「疲れたのかな?」

「寂しいのかな?」

「何か嫌なことがあったのかな?」

もちろんそういう日もあります。

でも子どもの答えは驚くほどシンプルです。

「楽しいから。」

それだけで十分だったんです。

抱っこの卒業は、無理に決めなくてもいいのかもしれない

「いつまで抱っこするんだろう。」

子育てをしていると、一度は考えることではないでしょうか。

でも最近は、「卒業させる」というより、

子どもがもっと楽しいことを見つけたら、自然と減っていくのかもしれないと思うようになりました。

友達と遊ぶこと。

走り回ること。

自分でできること。

そういう楽しさが増えていけば、抱っこを求める回数も少しずつ減っていくのでしょう。

もちろん、親が大変な日は断ることもあります。

それでいいと思います。

無理をして親が疲れ切ってしまっては、お互いに笑顔でいられません。

おわりに

子どもの「抱っこ」は、親から見ると「また?」と思うこともあります。

でも、その理由を聞いてみると、

「だって楽しいんだもん。」

そんな一言で、見え方が変わることがあります。

いつか抱っこを求められなくなる日が来るでしょう。

その日を少し寂しく感じるのか、それともホッとするのかは分かりません。

でも今は、たまに「また抱っこ?」と思いながらも、その短い時間を親子で楽しめたらいいのかなと思っています。

Wrote this article この記事を書いた人

エフ

エフ 男性

4歳の息子と2歳の娘を育てる2児の父。 2人目の誕生をきっかけに1年間の育休を取得し、家事・育児に全力で向き合う。 10年以上にわたり投資を続け、元本を倍以上に育ててきた。 「堅実な投資」と「合理的な節約」がモットー。 FP(ファイナンシャルプランナー)資格保有。妻は専業主婦。 家族との時間と、お金のゆとりの両立を目指している。

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