
「抱っこ!」
リビングから洗面所まで、たった3m。
「いや、自分で歩けるよね?」と思わずツッコミたくなる距離でも、息子はよく抱っこと言ってきます。
最初は「甘えたいのかな」と思っていました。
もちろん甘えもあるのでしょうが、ある日、何気なく理由を聞いてみたんです。
「なんで抱っこなの?」
すると返ってきた答えは、とてもシンプルでした。
「だって楽しいんだもん。」
その発想はありませんでした。
大人は「移動」、子どもは「イベント」
大人にとって抱っこは、歩けないときの移動手段です。
疲れたから。
眠いから。
お腹が空いたから。
そんなイメージがあります。
でも子どもにとっては違いました。
抱っこは、
- 高い景色が見える
- お父さんやお母さんにくっつける
- 体がふわっと浮く感覚が楽しい
- 抱っこされる時間そのものが嬉しい
つまり、移動ではなく「遊び」や「スキンシップ」なんですね。
だから3m先でも「抱っこ!」になるわけです。
「歩けない」と「歩きたくない」は違うようで同じ
一方で、下の子は少しタイプが違います。
出かけてすぐなのに、
「もう歩けない。」
と言い出すことがあります。
帰り道ならまだ分かります。
でも、まだ出発したばかりです。
親としては「いやいや、今からなんだけど!」と思ってしまいます。
こういうときは本当に疲れているというより、
- 眠い
- お腹が空いた
- 気分が乗らない
- 甘えたい
- 不安
- 上の子が抱っこされていて羨ましい
など、いろいろな気持ちが混ざっていることも多いのでしょう。
子どもにとっては「歩けない」と「歩きたくない」の境界は、大人ほどはっきりしていないのかもしれません。
兄弟がいると、抱っこは連鎖する
さらに兄弟がいる家庭あるあるですが、
上の子を抱っこすると、
「ぼくも!」「わたしも!」
となります。
でも、同時抱っこはさすがに無理です。
親の腕は2本しかありません。
だから、
「順番ね。」
「ここまで歩いたら抱っこしよう。」
「今日は手をつないで歩こう。」
そんなふうに折り合いをつけることも増えます。
子育ては理想どおりにはいきません。
親の体力にも限界があります。
抱っこは「甘え」だけじゃない
今回、息子の一言を聞いて感じたのは、
抱っこ=甘え
と決めつけていた自分がいたことです。
でも実際は、
「楽しい。」
それだけでした。
大人はつい理由を深く考えます。
「疲れたのかな?」
「寂しいのかな?」
「何か嫌なことがあったのかな?」
もちろんそういう日もあります。
でも子どもの答えは驚くほどシンプルです。
「楽しいから。」
それだけで十分だったんです。
抱っこの卒業は、無理に決めなくてもいいのかもしれない
「いつまで抱っこするんだろう。」
子育てをしていると、一度は考えることではないでしょうか。
でも最近は、「卒業させる」というより、
子どもがもっと楽しいことを見つけたら、自然と減っていくのかもしれないと思うようになりました。
友達と遊ぶこと。
走り回ること。
自分でできること。
そういう楽しさが増えていけば、抱っこを求める回数も少しずつ減っていくのでしょう。
もちろん、親が大変な日は断ることもあります。
それでいいと思います。
無理をして親が疲れ切ってしまっては、お互いに笑顔でいられません。
おわりに
子どもの「抱っこ」は、親から見ると「また?」と思うこともあります。
でも、その理由を聞いてみると、
「だって楽しいんだもん。」
そんな一言で、見え方が変わることがあります。
いつか抱っこを求められなくなる日が来るでしょう。
その日を少し寂しく感じるのか、それともホッとするのかは分かりません。
でも今は、たまに「また抱っこ?」と思いながらも、その短い時間を親子で楽しめたらいいのかなと思っています。
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Wrote this article この記事を書いた人
エフ 男性
4歳の息子と2歳の娘を育てる2児の父。 2人目の誕生をきっかけに1年間の育休を取得し、家事・育児に全力で向き合う。 10年以上にわたり投資を続け、元本を倍以上に育ててきた。 「堅実な投資」と「合理的な節約」がモットー。 FP(ファイナンシャルプランナー)資格保有。妻は専業主婦。 家族との時間と、お金のゆとりの両立を目指している。